自衛隊の飛行機をフライトレーダーで見る方法

【Flightradar24】フライトレーダーで自衛隊機を探すハウツー

自衛隊の飛行機をフライトレーダーで見る方法

飛行機をリアルタイムで表示するフライトレーダー 
自衛隊の飛行機は見えるのか?

答えはイエス。

自衛隊の一部の航空機は見ることができます。

フライトレーダーは自衛隊機の飛行機アイコンはロゴが表示されません。映っているのに見つからないことがあります。そこで自衛隊の飛行機を探し出すコツを解説します

陸自と海自・空自で違う自衛隊のフライトレコーダーについてもご覧ください。

フライトレーダーで自衛隊の飛行機は表示されるか?

フライトレーダー表示される自衛隊の航空機は主に輸送機。

  • 航空自衛隊 C-2 輸送機
  • 航空自衛隊 C-130H 輸送機
  • 航空自衛隊 U-4 多用途支援機
  • 航空自衛隊 U-680A 飛行点検機
  • 海上自衛隊 P-1 哨戒機

すべての機体が表示されるわけじゃなくて同じ機種でも見える機体と見えない機体があります。

残念ですが、戦闘機やブルーインパルスは映りません。

自衛隊の飛行機を探し出すハウツー

フライトレーダーに映るたくさんの飛行機の中から自衛隊の飛行機を探すのはちょっとしたコツが必要です。

自衛隊機の情報は、ほぼ非公開のために情報がない飛行機(N/A)=軍用機ということに注目して探し出すハウツーを解説します。

ハウツー①
情報がない飛行機を探す

マップ上でラベル・ロゴ・便名が無い飛行機に注目です。
コールサインがノーコールサイの飛行機も自衛隊機の可能性が高いです。
※ 一部の任務ではコールサインが表示されます。(COSMO)

民間のエアラインでもノーコールサインの機体があるためハズレも多いです

ハウツー②
機体番号のフォーマットで探す

航空自衛隊は機体番号のフォーマットが決まっています。

数字で 〇〇−〇〇〇〇 と表示している飛行機がいたら航空自衛隊または米軍の航空機が多いです。

フライトレーダー|機体番号のフォーマット(〇〇−〇〇〇〇)で探す

黄色い飛行機の詳細をタップして Japan – Air Self-Defense Force と表示されたら航空自衛隊です。海上自衛隊は Japan Maritime Self-Defense Force です。

フライトレーダー|機体の詳細情報

ハウツー③
機体番号で探す

確実な方法が機体番号です。

フィルタは前方一致が使えるので機体番号で探すのが見やすくおすすめです。

たとえば、海上自衛隊のP-1哨戒機の機体番号は現在(2022/4月) 5501〜5535 なのでフィルタの登録に 55 と入力すると 5501〜5535 のどれが飛んでいてもレーダーに表示されます。

フライトレーダー|機体番号で探す

航空自衛隊 C-2の登録番号だったら、68-,78-,88-,98-,18- と入力するとフライトレーダーに表示されます。

※ 表示されない機体もあります。

フライトレーダーで自衛隊機はいつ見れる?

自衛隊の航空機は土日はほとんど飛びません。探すときは平日の空にしましょう。

例外は海上自衛隊のP-1哨戒機

日本の領海および周辺海域の防衛・監視のために365日フライトしています。

朝8時くらいに厚木基地の周辺をフライトレーダーで監視していると映ることが多いです。

航空無線ではコールサイン、シーイーグルと呼ばれていますがフライトレーダーにコールサインは表示されずノーコールサインです。

海上自衛隊のP-1哨戒機の軌跡

こんなときに注目!

震度5以上の地震が発生したときは自衛隊の航空機が偵察に向かいます。

2022年 3月16日 23時36分頃に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震のときはフライトレーダーには映りませんが、アラート待機しているF-2、F-15戦闘機が先んじで偵察。

その後に厚木基地から偵察に向かった海上自衛隊の P-1 哨戒機はフライトレーダーに映りました。飛行ルートを見ると海岸線に沿って津波の影響を確認しているのが判ります。

ブログ記事

自衛隊の飛行機の位置がわかるってヤバくない!?

2014年に読売新聞などの国内メディア各社が天皇陛下や総理大臣が搭乗している政府専用機がフライトレーダーに表示されていてセキュリティ上、問題であるとスクープのように一斉に報じました。

フライトレーダーに飛行機が映る仕組みは、ADS-Bという航空機同士の空中衝突を防止する目的のシステムを使っています。

つまり安全上の観点から考えると映っていない方がヤバいということになります。

政府専用機の位置情報は、航空ファンはもちろん防衛省も知っていた周知の常識。この程度の情報で安全が脅かされるほど日本の警護は甘くありません。

ただ、マスコミが騒いだことで防衛省は位置情報を表示しないように Flightradar24 に申し入れました。

これ以降、航空自衛隊が運用している政府専用機はフライトレーダーに表示されなくなりました。そのためどこを飛んでるか分からなくなってマスコミが困ってしまったというブーメラン。

フライトレーダーで飛行機を見る方法シリーズ