フライトレーダーのアイコン解説
フライトレーダーに表示される飛行機のアイコン。
飛行機アイコンは同じように見えるけど民間機・軍用機、地上の車両などいくつも種類があります。
アイコンは飛行機のタイプによってエンジン数やシルエットなどが違います。
この記事ではレーダーマップに現れる飛行機アイコンの特徴や見分け方を解説。
航空機アイコンで機体を見分けられるようになればもうスマホ管制官として一人前です。
飛行機アイコン ボーイング編
2大航空機メーカーのひとつ米国ボーイング社。
ボーイング 747のアイコン
ボーイング社の大型機。
B747 ファミリーは大きな機体と4つのエンジンが特徴。現在は貨物機として世界中で活躍しています。
ボーイング 787・767のアイコン
B787 ファミリーのアイコン
主翼のうしろにトゲトゲがついているのが特徴。
ボーイング 777のアイコン
B777 ファミリー。
大きめのアイコンで主翼のうしろが直線になっているのが特徴。
ボーイング 737
ひと回りちいさいアイコンの飛行機でエンジンが胴体に近いのが特徴。
飛行機アイコン エアバス編
欧州エアバス社はヨーロッパのエアラインで多く使われています。
エアバス A380
エアバスの超大型機、大きな翼と4つのエンジンが特徴。
エアバス A350
エンジンが2発のアイコン。B787とおなじシルエット!?
エアバス A340
エアバスのスリムなボディーの4発機。
エアバス A320
ボーイング 737とおなじシルエット!?
飛行機アイコン その他編
ボンバルディア DHC
小さな空港や離島で運航されているプロペラ機
マクドネル・ダグラス MD-10
アイコンでは判らないけどレア機になった3発エンジンの飛行機。
翼がやや後ろ寄りに見える!?
飛行機アイコン 軍用機編
ロッキード C-130 ハーキュリーズ
ブレードがついています。
ボーイング C-17Aグローブマスター
大型輸送機 C-17A グローブマスターは4発エンジンの小さいアイコンです。
ボーイング KC-135 ストラトタンカー
空中給油機 KC-135 ストラトタンカーはスリムで4発エンジン。
RC-135W リベットジョイント、RC-135S コブラボールも同じアイコンです。
飛行機アイコン その他編
ヘリコプター
ヘリコプターのアイコンは1種類。
レーダーではプロペラが回転しています。オスプレイもこのアイコンです。
点検車両
設定で地上の車両をオンしていると空港内で作業している車両が映るときがあります。
日中はあまり見かけませんがプレイバックで羽田空港の早朝4:00amくらいをみるとよく出現します。
スペシャルアイコン サンタクロース
毎年クリスマスの恒例イベント。
フライトレーダーにトナカイとサンタクロースが出現して世界中を飛び回ります。
飛行機アイコンの色
飛行機アイコンは黄色と水色で表示されています。
アイコンの色は航空機から受信するデータソース(ADS-B/MLAT/衛星)によって替わります。
黄色の飛行機(地上で受信)
データソース(ADS-B、MLAT)を地上で受信した航空機は黄色で表されます。
陸地の上空を飛んでい飛行機はほぼ黄色です。
受信データがADS-Bのときはリアルタイムで正確な位置を表します。
飛行機をタップして、詳細 > データソースが「ADS-B」になっています。
MLAT(マルチラテレーション)は複数の受信ステーションの”差”から位置を測定する方式です。
飛行機をタップして、詳細 > データソースが「MLAT」です。
水色の航空機(衛星経由で受信)
データソースが衛星経由の航空機は水色で映っています。
地上でデータを受信できないかいじょうのか航空機は衛星経由で位置データを受信します。
水色の飛行機は、陸地から遠い太平洋やアンカレッジ方面にいるはずです。
衛星経由でデータソースを受信している飛行機の現在位置はリアルタイム性にやや欠けます。
飛行機をタップして、詳細 > データソースは「衛星」です。
まとめ
フライトレーダーで表示されるアイコンはそれぞれの飛行機の特徴をシルエットになっています。レーダー画面で見比べてみてください。
だんだんと区別ができるようになれば立派なスマホ管制官です!