ペロシ米下院議長の搭乗機をフライトレーダーで追跡
台湾に訪問するしないで話題だったペロシ米下院議長。
8月2日に訪問先のマレーシアからペロシ米下院議長の搭乗したアメリカ政府機が出発すると全世界がフライトレーダーに釘付け。
フライトレーダーに表示されたのは8月2日 16:35 JST スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(SZB)でレーダーコンタクトされました。
行先は台北松山空港(TSA)です。
Playback※で2022年 8月 2日 15時 34分に設定するとペロシ米下院議長の搭乗機を見ることができます。
※ フライトレーダーのプランによってプレイバックできる期間が違います。
ペロシ米下院議長の搭乗機 C-40Cとは?
C-40C はボーイング737 旅客機がベースになっているアメリカ空軍の人員輸送機。
737-700 の胴体と 737-800 の翼と着陸装置を組み合わせています。
C-40C は世界中のどこへでも安全で快適で信頼できる輸送手段を提供します。
ペロシ米下院議長の搭乗機は C-40C (09-0540) 、コールサインはSPAR19(スパー・ワンナイナー)でした。
台湾までの飛行ルート
ペロシ米下院議長が搭乗したC-40Cは、離陸すると南シナ海上空を避けたルートで飛行。
これは中国が軍事拠点を構える南シナ海上空を迂回するルートで飛行することで中国の戦闘機とのニアミスなど不測の事態を避けたと想定されます。
通常の南シナ海上空を飛行するルートだと約4時間半ですが、南シナ海上空を迂回したことで約7時間後の23時45分に台湾に到着しました。
台湾に向かうペロシ米下院議長の搭乗機の追跡数がFlightradar24史上で最多のアクセス。全世界が注目していたことが判ります。
全世界からトラフィックがあったフライトレーダーはサーバがダウンしないように一時的に提供サービスの制限を講じたようです。
ペロシ米下院議長の来日
ペロシ米下院議長は台湾のあと韓国を訪問した後に来日。
ペロシ米下院議長が搭乗機は横田基地の滑走路36にアプローチ。
横田基地 21:49 RWY36↘︎
C-40C (09-0540)
ペロシ米下院議長、搭乗。#YokotaAB #SPAR19 pic.twitter.com/Cu6e9B7miy— wpo (@eos40is) August 4, 2022
4日 22:00頃、横田基地に到着。
RWY36に着陸後は、ゲートまでタキシング。
横田基地にVIPが飛来するときは到着前にキャンプ座間からUH-60Lが飛来して赤坂まで要人輸送する
のがいつものプロトコル。
ですが今回はヘリコプターのお迎えが無かったので車で移動したと思われます。
ペロシ米下院議長の離日は5日。
16:38 横田基地から出発 RWY36でアラスカに向けて離陸しました。
VIP機のコールサイン
要人が搭乗する航空機のコールサインは、アメリカ大統領のエアフォースワン AF1(Air Force One) が有名。
その他のアメリカ政府、議会の関係者など要人搭乗機はサム SAM(Special Air Mission) とスパー SPAR(Special Priority Air Resouce)というコールサインです。
ペロシ米下院議長の搭乗機 C-40C (90-0540) は SPAR19 でした。
3日にはブリンケン国務長官が搭乗した C-32A (98-0002) が横田基地に給油のために飛来しました。
このときのコールサインはSAM394でした。
フライトレーダーでVIP機をアラートするには?
アメリカ軍の VIP 機を追跡するにはフライトレーダーのカスタムアラートが便利です。
機体番号もしくは、コールサインをカスタムアラートに設定するとフライトレーダーに表示されたときに通知されます。
※ カスタムアラートは有料版の機能です。