ラズベリーパイでFlightradar24とFlightAwareにフィードする手順の備忘録
Flightradar24とFlightAwareにデータをフィードしていたラズベリーパイ(Raspberry Pi 3B)が故障……。
Raspberry Piを再購入してセットアップしたのですが手順をすっかり忘れていました。
ADS-Bデータをフィードするまでの作業手順の備忘録です。
この記事が参考になる人
- フライトレーダー、Flightawareを無料で使いたい人
- フィードのセットアップ手順をすっかり忘れてしまった人
- 俺。
購入したハードウェア
最新のラズベリーパイはPi 5ですが購入したラズベリーパイは1世代前の Raspberry Pi 4 model B 。
理由は価格とPiAware を正式にサポートしているので安心!
ラズパイの用途は ADS-B データのフィードだけなので価格の安いメモリ 2G タイプを購入しました。
Raspberry Pi 4 model B の電源は USB-C コネクタ。
使っていた電源とコネクタの形状が異なるので USB-C コネクタも購入しました。
はじめて導入するひと
はじめて導入するひとは以下の機材も準備が必要です。
ソフトウェアのインストールとセットアップ
micro SD をそのまま差し替えれば動作したかもですがラズベリーパイのOS、Flightradar24とFlightAwareのシステムも新しくなっているのでイチからセットアップします。
現在のイメージをバックアップ
イメージを書き込む前に使っていたmicro SDをバックアップ。
設定を参考にするためにイメージのバックアップは必須です。
PiAwareの最新イメージを書き込む
FlightAware PiAware公式からSDカードイメージ(PiAware Image)をDLします。
DLした PiAware Image を SDカードライター Etcher で micro SD に書き込みしてください。
piaware-config.txtを編集
イメージを書き込みした micro SD を PC にマウントします。
Bootボリューム内の piaware-config.txt をテキストエディット(フォルト)で開きます。
先ほどバックアップしておいたイメージをマウントして piaware-config.txt から設定をコピペします。
Wi-fi設定
無線LANのネットワーク設定をコピペ。
IP を固定するので wireless-type static にする。
wireless-ssid xxxx-xxxx
wireless-password xxxxxxxxxx
wireless-network yes
wireless-type static
wireless-address 192.168.0.10
wireless-netmask 255.255.255.0
wireless-broadcast 192.168.0.255
wireless-gateway 192.168.0.1
wireless-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4
PiAwareのフィーダーID
PiAware にフィードしていた ID を設定します。
feeder-id ********-****-****-*****-************
adaptive-dynamic-range no # updated by fa_piaware_config
SSHファイルを作成
iMac からリモートアクセスするために SSH の設定
% touch /volume/boot/ssh
SShでアクセス
iMac からラズパイにリモートアクセスします。
% ssh pi@192.168.0.10
もし、
と、エラーが表示されたら公開鍵の再設定をします。
% ssh-keygen -R 192.168.0.10
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
公開鍵を再設定をしたら再度、 SSHでアクセスする。
アップデート
% sudo raspi-config
5 Localisation Options
- L1 Locale
→ ja_JP.UTF-8 UTF-8 - L2 Timezone
→アジア 東京 - L4 WLAN Country
→JP Japan
6 Advanced Options
- A1 Expand Filesystem
→ ON
8 Update
アップデートしておく
Fr24のパッケージをインストール
% wget -qO- https://fr24.com/install.sh | sudo bash -s
Welcome to the FR24 Decoder/Feeder sign up wizard!
Before you continue please make sure that:
1 – Your ADS-B receiver is connected to this computer or is accessible over network
2 – You know your antenna’s latitude/longitude up to 4 decimal points and the altitude in feet
3 – You have a working email address that will be used to contact you
4 – fr24feed service is stopped. If not, please run: sudo systemctl stop fr24feed
To terminate – press Ctrl+C at any point
Step 1.1 – Enter your email address (username@domain.tld)
$:xxxxxx@gmail.com
Step 1.2 – If you used to feed FR24 with ADS-B data before, enter your sharing key.
If you don’t remember your sharing key, you can find it in your account on the website under “My data sharing”.
https://www.flightradar24.com/account/data-sharing
Enter your sharing key or press ENTER/RETURN to continue.
$:xxxxxxxxxxxx
Verifying sharing key…OK
公式解説
How to share data from piaware?
FR24をアップデート
% sudo apt-get upgrade fr24feed
確認コマンド
% fr24feed-status
追加インストール
ADS-Bデータをログにして解析しているので以下のセットアップも追加。
Sambaをインストール
$ sudo apt install samba
共有フォルダを作成
$ sudo mkdir /ADSB
Sambaの設定ファイル(.conf)の最終行に追記
[share] comment = ADSB
path = /home/ADSB
public = yes
read only = no
browsable = yes
force user = pi
Sambaを再起動
% sudo systemctl restart smbd
NCコマンドを作成
自分で作ったコマンドをサービスとして登録する
opt 階層にコマンドを作成
$ cd opt
$ sudo nano ADSB_msg5.sh
ncコマンドは cat で全表示させてコピペが楽。
#!/bin/bash
nc 192.168.1.20 30003 | grep -e MSG,5,1,1,AE >> /ADSB/`date +%Y%m%d$
実行権を付加
$ sudo chmod 0755 /opt/ADSB_msg5.sh